夢も希望もあるのだが

タイトル通り、夢も希望もあるけど無味乾燥な日々を淡々と生きようとするブログです。

情報の非対称性が埋められないのだが

 仕事に近い話なのでぼかすが、想像力って大事だよなぁとか、そういう話。

 

 時期的な例えを使えば、18:15忘年会の企画を任されたと思ってほしい。大抵の場合、過去例が存在するので、それに沿ってやっていけばいい。しかし、そもそもその過去例がどこにあるのかもわからない。仕方がないので色々人に聞いて回ったところ、例年居酒屋のAを使っていたが最近潰れてしまい、去年はBを使ったもののやや高いという話になったとか、手元に情報自体は集まる。じゃあそれをもとにCにしますねと思ったら、いや部長は海鮮がだめなのでCはだめだとか、そういう話が新たに出てくる。じゃあDにしますとようやく決まったと思ったら、今度は参加人数の把握とかどのくらいの傾斜にするのかとか、聞きたいことは山ほどあるのに、なんかDに決まったらしいよふーん位の感じで他の人は満足してしまい、結果本人が気合でなんとかするしかなくなる。

 

 明確な前任者や過去例がいたりあったりすれば、ひたすらそれに沿うだけで目的は達成される(『こんなんじゃだめじゃないか』というクレームが付いても、『過去例がこうなのですみません』という言い訳が立つ)。しかし、それがない場合、かつ自分より明らかに周囲の方が情報を有している場合に、その周囲から助力が得られないと途端に詰む。厳密に言えば詰む二歩くらい前なのだが、実際に詰んだ場合に「教えてくれなかったのはそっちでしょうが!」とキレたとしても、「いやマズイ判断をしたのはお前だ」という言葉で言い訳が許されない可能性が高い。特に、忘年会の企画みたいにかっちり業務ではないために、担当者とかがふわっと決まっていく場合は特にそうだ。

 

 この場合想像力がある人、いわゆる「気が利く人」がいると、だいぶん話は変わる。「だいたい一人〇〇円くらいになるような店で、会社から歩いていける範囲だったかも。あと、食べ物の好みがあるからサラダと枝豆以外は各自ってことになってたけど、意外と不評だったよ」とか、企画する側が欲しそうな状況を投げてくれると助かる(実際はそういう人に相談が集中する場合も多いが)。しかし実際は「Cにしますね!」「いやあそこは魚メインでしょぉ〜?」みたいな感じで後出しにで文句つけられることが多い。プライベートのコミュニケーションであればそれもありかもしれないが、忘年会は仕事外であるとはいいつつ仕事の延長線上にあるものだから、ある程度効率性とかを意識して情報を伝達してほしい。

 

 こんな話をうだうだとしてきたが、私に起こった出来事は別に忘年会の企画ではなかったのだが、単純に明らかに情報を向こうしか握っておらず、その人から入手するより他ないのに全然情報を渡してくれない(後出し・小出しにしてくる)のでイライラしたという話。