夢も希望もあるのだが

タイトル通り、夢も希望もあるけど無味乾燥な日々を淡々と生きようとするブログです。

ハングルを勉強し始めたのだが

 最近、「アイドル」の替え歌で朴正煕をフィーチャリングした動画にハマって、ダラダラとハングルを勉強している。

 

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 もちろん、最終的に韓国語が話せるようになればという淡い期待はあるが、目下文字を覚えることで精一杯である。昔、「ハングルは学者が中世に集まって作ったからすごく合理的なんですよ」的なことを習った気がするが、学んでみると確かにそうだなと思う。子音と母音に対応する形が決まっていて、それらの組み合わせでハングルの1文字が形成されるので、確かに覚えることは少ない。どこぞの東アジアの島国のように、同じ音を表す文字が50×2種類+別の国由来の表意文字∞とかいう無茶も要求されない。何やらパッシムという発音? のルールがあるらしいが、学習が全然そこまで進んでいないので先の心配である。

 

 ただ、発音の方が自分にとって合理的でないというか、自分の耳が韓国語を聞くことに慣れていないので、似た音の発音が全然区別できない。가,카,까はそれぞれka,kha,k'aですよと教科書にさらっと書いてあって、付属のCDを多少聴いたとしても、なかなか耳に慣れてはくれない。英語のrとlと同じで、自分が発音できなくても文章が大体リスニングできるようになったら、文脈から判断できるようになるとは思うのだが。とはいえ、目下教師にもついていなければ韓国に旅行したりする予定も全然ないので、自分の中で若干モヤモヤする以外になんのデメリットもないのだが。

 

 自分は言語学とかを勉強したことは全くないが、未知の概念を学ぶということは楽しい。英会話は必要に駆られてなんとか習得できるよう努力した側面が強いが、今回の韓国語の勉強はMAD動画をきっかけとして「変な」文字と近くて遠い隣国への興味をかき立てられて始めたものである。それゆえに必死さがないため持続性がないかもしれないが、全く焦ることもなく気ままにできるのでありがたい。

 

 また、英語と違って日常でより身近な韓国の人たちについて解像度が上がるので、英語よりもモチベーションが上がりやすいように思う。アメリカ英語ではcan'tはキャーントですが、イギリス英語だとカーントですよみたいなことを言われても、日常的にそうした国から来た人と交流がないとほーんそうですかという雑学で終わってしまうが、韓国出身の人とかはそうした人より見つけやすいかつ、日本語をよく勉強してくれているので、興味深いと思えるポイントに遭遇できる確率は高い。

 

 例えば、自分のよく行く居酒屋に韓国人の店員さんがいるのだが、日本語のレベルはネイティブなのに「みず(水)」を「みじゅ(みちゅ?)」と発音しているように聞こえる。普通にハングル表記すると미주 (mi dʒu) な気がするのだが、どうも미추 (mi thʃhu) になるらしく、そうすると미츄(mi thʃhyu) とは韓国語においては同じ読みをするらしいので(その場合はthʃhuに近くなるらしいのだが)、そうしたことが影響しているのかなとか、そうすると逆に我々が日本語で「す(ず)」と発音していると、주と추の区別は多分ないんだろうなとか、色々妄想が膨らむ。

 

 まだ韓国語沼にハマってはいないというか、ハマる時間は取れていないが、同様のことは中国語とかでも起こっていそうなので(日本語の「パンダ」の発音が2種類あるらしい)、こちらもゆくゆく勉強できたら楽しいだろうなとも思う。そんな、ちゃんと学んでない言語についてのとりとめもない雑談であった。