夢も希望もあるのだが

タイトル通り、夢も希望もあるけど無味乾燥な日々を淡々と生きようとするブログです。

サバイバルの夏@コンクリートジャングルだったのだが

今週のお題「夏の思い出」

 

 夏が終わった。プールやら夏祭りやら、楽しい思い出が作れた方は素晴らしい。しかし、自分の感覚的には「終わってくれた」に近い。将来的にも通ずる反省、また似た経験をした/する人々のために、備忘録的に残しておく。

 

 前提として、今年の夏は割と早く始まったし、ひたすら暑かった。そうすると当然ながら人間は体力は消耗する。そして体力の回復量が消耗量を上回っているうちはいいのだが、消耗量が増えてくるようになると、体力が削れていくだけではなく、精神力までも削れていく。そして体力と違って精神力の消耗量は(体感的には)指数関数的に削れていくので、「詰み」が来るまでにそう時間はかからない。

 

 自分の場合、うわなんだか暑くなってきたな〜と思っているうちに、だんだん体力的な無理が効かなくなってきて、その後日々の中で無気力感を覚えることが多くなり、その後程なくして非常に強い孤独感や無力感に襲われるようになり、主観的にも「鬱っぽいな」と自覚できるようになった。そこからようやく自覚的に対策が取れるようになったが、とりあえず体力を回復すればいいと思って無駄に暴食するといったムーブを繰り返したりしてしまったので、回復までの仮定は順調とはいかなかった。

 

 ということで、こうしたことを繰り返さないために、少なくとも自分の場合効果的だったことを列挙する。科学的なエビデンスはなく、あくまで自分の感想である。

 

 まずなによりも精神力を回復させることを優先すべきである。後回しにできることは後回しにする。酒・タバコ類を控える。煩わしい人間関係を避ける。日々に楽しみを用意しておく。こうしたことを地道に改善していく。何から始めたらいいかわからない場合は精神科・カウンセリングを受診してもいいかもしれない。友人や家族がいない、またそうした人々の前ではつい強がってしまう人は、むしろ第三者の意見を求めるという意味で自覚症状が強くなくても比較的余裕があるうちに受診すべきだと思う。自分の場合は明確に「あなた疲れてますよ(ただ病気として投薬などの処置が必要なほどではない)」と指摘されたことで、「じゃあ自分なりに回復させなきゃなぁ」と行動ができるようになった。回復に意識が向いた段階で精神力のほうが落ちていたが、体力の衰えのほうが深刻な場合はそちらを優先すべきかもしれない。

 

 次に、食事をバランスよく、また適量にすることが大事である。食べすぎても食べなさすぎても問題だ。現実はゲームではないので、食事の摂取量を3倍にしても治りが3倍になるわけではない。さりとてそこまで栄養に詳しくないという人も(自分を含めて)多いと思うので、体力が落ちる前の食事量や内容を思い出しつつ、そこからご飯を減らすとか野菜を増やすとか、ビタミン剤を取るとか、若干健康を意識した食生活にシフトできると、回復が早くなった気がする(どこまでが実際に栄養の力でどこからがプラシーボ効果なのかはわからないが)

 

 最後に、お風呂の効果は意外と馬鹿にならない。潔癖なので無理ですという人も中にはいるだろうが、ゆっくりと湯船に浸かりながらぼーっとする時間というのは物心両面で非常に有益だったと思う。これも個人差かもしれないが、近所の大きめのスーパー銭湯とかに行けると、小旅行感を得つつ疲れすぎない絶妙なバランスで時間を使えてよかった。

 

 これからの日本の夏は、急に地球温暖化が解消でもしないかぎり暑くなることはあっても涼しくなることは無さそうだ。エアコンがあっても効きが悪かったり外との寒暖差で体力(+精神力)を消耗することは避けられないので、来年以降もなんとか生き延びるしかない。読者の皆さんに置かれても、自分なりの生存メソッドを発見されたい。